2019年08月09日

森川智之さん&寺島拓篤さんインタビュー

「男子高校生、はじめての」
Episode10〜星めぐる十年の恋〜

ひらめき発売まであと2週間ひらめき


「男子高校生、はじめての」スピンオフ第2弾は
同級生だった頃から10年が経った恋人達の
スイートでロマンチックなオトナの恋ぴかぴか(新しい)
黒ハート8月23日発売です黒ハート

今日は、十倉大翔役の森川智之さん
鴻崎家史役の寺島拓篤さん
アフレコインタビューをご紹介いたします!

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――収録のご感想をお願いいたします。

寺島:家史役の寺島拓篤です。僕としてはひさしぶりのBLで、しかも2人だけでこんなに会話するっていう作品は初めてだったので、実は最初はちょっと緊張してました(笑)相手は森川さんなので、どういうお芝居をしっかり返せるかなってシナリオをチェックしながら考えてました。実際にやってみたらすごく楽しかったですし、いまとても充実感があります。

森川:大我役の森川です。セリフのボリュームがあるドラマCDで、セリフに飢えている僕にとっては嬉しかったです。こうやっててらしーとがっつりと長い時間、ひとつの作品でセリフを掛け合えるというのも、自分の中では至福の時間でした。ドラマ自体もおもしろい設定だったので、とてもやりがいがありました。

──家史の印象や、演じる上で気をつけた部分などを教えて下さい。

寺島:ドラマ自体がリアルなので、家史もクールなキャラクターではありますけど、あんまりガチガチにしないようにというか、隙みたいなものがあってもいいようなキャラクター作りには気をつけて演じました。照れるところなんかもいっぱいあったので、本当はかわいい人なんだろうなっていうのを思いながらやらせていただきました。あとは、2人の温度感だったり、2人の間に共有できてるものっていうのをちゃんと感じたいなと思いながら、2人だけの収録では気を抜く時間がマジでないので(笑)寺島としては、森川さんの演じる大翔の声をしっかり聴きながら演じていこうという意識がありました。

──森川さんから見て、寺島さん演じる家史はいかがでしたか。

森川:事前に脚本を読んできた中でイメージしていた通りの、家史のキャラクターそのままでした。収録が始まったときに、お互い一緒のイメージからスタート出来たので、とても良かったです。家史の、どちらかというと人との関わりが苦手な部分なんかも上手く表現されてたり、高校時代の回想シーンの家史と、10年経って教師になった家史と、それぞれの声の雰囲気もすごく出ていて、変わらない部分がありつつ、月日を重ねた分の経過のお芝居と相まって、大翔とのバランスが上手く取れていて、面白いなぁって思いました。

──大翔の印象や、演じる上で気をつけた部分などを教えて下さい。

森川:リーダーというかクラスの中心的な存在で、大人になってもまわりを引っ張っていくパワーが変わらずあって、ベンチャー企業を起ち上げて…っていう部分なんかも言葉の端々にいっぱい出てくるんですけど、今回はそこはちょっと置いておいて。2人だけのお芝居だったので、家史に対する純な部分が出せればいいのかなぁと思いなが演じました。すごく純粋な人だなと感じました。登山に対しても、実は自分が山を登らない理由がもうひとつあるって吐露したときに「ああ、いい人だな」って思いましたし、そこを言えるってすごいなって思いましたね。

──寺島さんから見て、森川さん演じる大翔はいかがでしたか。

寺島:大翔はもう、憧れてしまうようないい男。男女問わず皆が、すごいな、素敵だな、って思えるような人物像で、それを演じてる森川さんの声がまたキャラクターを助けていると感じました。やっぱり森川さんの声の響きって、すごくかっこいいし、あったかいし、おっきい。だから役にぴったりだなって思いました。家史が好きになって近づきたいけどどうやって近づけばいいんだろうってわからなかった高校時代から、10年間で積み上げてきた関係性によって見えてきた、(大翔の)ちょっと抜けているところとか、弱くなっちゃうところ。そういうところのかわいさって、この2人が10年やってきたから見えるところなんだろうなと思うので、そういう部分にも10年目にして新しい変化があって…というところを2人のやりとりで表現できたっていうのはとっても素敵なことだなと感じましたし、大翔がちゃんと家史のことを見てくれてる人で良かったなと思いました。

──今回のスピンオフは10年愛がテーマでしたが、ご自身が長年に渡って愛やこだわりを注いているものはありますか?

寺島:昔好きだったものは、結構ずっと好きなタイプですね。

森川:そうだね。食べ物でも趣味でも打ち込み方が変わらないから…要は性格が変わらないのか。

寺島:そういうことですね(笑)この年齢までくるとそんなには変わらないところでもありますし。逆に、収集癖みたいなのは収まってきたんですけど……。好きな食べ物に対しては、突き詰め方がちょっと深まったというのは感じます。例えば、僕はカレーが大好きでいろんなところに食べにいくんですけど、その分析や嫌いなものに対する理解が深まったので、昔は「このカレー、評判ほどおいしいと思わないけどな」って思ってたものが、「あっ、評判になるだけのことはあるんだ!」って深みや理由がわかってきたり。なので、「昔食べてあんまりおいしいと思わなかったけど、いま行ったらわかるだろう!」と思って、苦手だったものにもう1回挑戦することもあります。そしてカレーをより好きになることが出来ているので、ずっと好きでいてよかったなと思う瞬間がありますね。

──長く好きだからこそ気づける変化ですね。

寺島:そう、こんなに奥深さがあったんだって。

森川:食べ物に関していうと、食べることは大好きなんで変わらないんですけども、やっぱり10年前と比べたら食べ方が変わってきたというか。昔はもう、とりあえずお腹いっぱいになりたいと。僕自身も体育会系の人間だったんで、まぁそういうのがあったんです。最近は、小料理のような小鉢に入った季節の料理をつまみながら好きなお酒を飲めるように、たしなむことが出来るようになりました。「はまる」っていうより「たしなむ」っていうことを、年齢もあって出来るようになってきたのかな。いままでは大量に!とか、どんぶりで!とか、おかわり自由!みたいなものに惹かれていたけど(笑)あまりそれに引っ張られることがなくなっちゃいましたね。あとは10年でいうと……アクセルワンも10周年だからね。

寺島:おめでとうございます!

森川:10周年になるんですよ、今度。だからそういう意味ではあっという間ですね。

──最後に、楽しみにお待ちいただいている読者の皆様に向けてメッセージをお願い致します。

寺島:「男子高校生、はじめての」スピンオフということで、10年というキーワードにした作品をやらせていただきました。10年って二桁の年数なので相当大きな区切りですし、その分、ドラマチックなお話が描かれていると思います。精一杯演じさせていただいたので、このドラマを外から眺めて、聴いて、浸っていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

森川:今回はスピンオフですけれども、このシリーズに関わることが出来てとっても光栄です。たくさんの作品が発売されている中、我々2人が、このカップリングで演じられたことはとても嬉しいなと思います。そしてこのシリーズの魅力でもある、主人公2人のお芝居、会話、セリフを、がっつりと堪能できる作品です。本当に脚本も素晴らしいし、ぜひ楽しんでもらえると嬉しいです。まぁ、今回の売りはてらしーと僕が『同級生』と。

寺島:んふふふふふ(笑)

森川:同い年という設定ですので、そこはちょっと大きな心で聴いてもらえると嬉しいかなと思います(笑)

――ありがとうございました!

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(左から、森川智之さん、寺島拓篤さん)

posted by GINGER BERRY at 17:50| Episode10 星めぐる十年の恋