男子高校生、はじめての
〜第13弾 真夜中は落ちこぼれ〜
発売まであと1週間
〜第13弾 真夜中は落ちこぼれ〜


第13弾のカップルは
物騒な溺愛彼氏攻め・什三と
キャパ極小の陰キャ受け・タマの
はみだし者同士の辺境カップル

テンパりがちでコミュ障な陰キャ・タマは
高校に入学して生まれてはじめて友達ができた。
タマのたったひとりの友達・什三は、
いつも笑顔で、優しくて、けれどどこか物騒で、
なぜかタマをとても気に入り、猫可愛がりしてくる。
春休みのある日、突然学校に泊まると言い出して……。
予想外に転がる恋の行方は


はじめての×××シーンも少しだけお聴きいただける
WEB CMを公開中です!
本日は、
什三役の中島ヨシキさん&タマ役の堀江瞬さんの
キャストインタビューをお届けいたします!
仲良しな中島さん&堀江さんのおふたりですが
BLドラマCDでのメインカップル役としては初共演とのこと

アニメイト限定盤のフリートークでは
作品についてはもちろん、
BLドラマCD収録現場での思い出やテクニックについてなど
内容たっぷりに語っていただきました

どうぞお楽しみに

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――収録のご感想をお願いいたします。
中島:什三を演じました中島ヨシキです。ドラマCDオリジナル作品ということで、原作があるものよりも僕らに色々なものを委ねていただいて、出来あがっていくものだと思います。ですので、より生々しくリアルな『ひと』を感じていただけたらなと、敢えてオーバーなアクションはしないように演らせていただきました。
アフターストーリーで少し描かれますが、キャラクターに複雑なものがあるので、彼らがどんな人間なのかをもっと知りたくなるような収録でした。楽しかったです。
堀江:タマ役の堀江瞬です。まさか付き合いの長い中島ヨシキさんと、このように共演を果たすことになるとは夢にも思っておらず、今日は緊張して収録に臨みました。でも、本当に他の役者の方もおらずただ二人っきりで密室で録るっていう体験が、こう……艶やかな時間を過ごすのを大いに手伝ったというか、より二人だけの空間感みたいなものがあって、僕はすごくやりやすかったです。
それに、ほとんどが二人の会話劇だったので、お芝居の面でも面白く掛け合いをしていて楽しかったです。あとはもう本当に本当に僕はBLの現場の経験が全然足りないので、経験豊富なヨシキくんにすべてを委ねるつもりでやらせていただきました。
中島:そんな俺が遊び人みたいな言い方しなくてもいいじゃないですか。
堀江:いや、別にそこまでは言ってない(笑)
――什三の印象や、演じる上で気をつけた部分はありますか?
中島:二人きりですし、什三的には好意をまったく隠してないつもりでいたので、どうしても甘く優しくなってしまう部分はあるんですが、でもそれだけじゃないようにと。
人としてちょっと恐れられる部分があるとか、持ってる雰囲気が多分荒々しいとか、別に嫌いじゃないし学校の教室にいたら普通に話すんだけど、街で会ったら声かけづらい、みたいな。こういう、嫌われるわけじゃないけど、寄せ付けるわけでもない、みたいなバランス感みたいなのがある人って確かにいるなーと思って。そういうちょっと一歩踏み込んだ怖さみたいなのと、タマと一緒にいるからこそ出せる雰囲気みたいなのの、落差がパキッと出たらいいな、と思ってやらせてもらいました。
――タマを演じていただいた堀江さんは、いかがでしょうか。
堀江:タマの性格的に自分と割と近しいというか通じる部分が結構あったので、作り込むことなくすっとナチュラルに、タマくんを演じることができたかなと思ってます。
でも、最初に台本を読んでいた時は、什三くんにここまでめちゃくちゃ愛されてるのに、なんでまだそれでもキョドるんだろう、愛を享受することに対して恐怖というか「いいんですか?」って懐疑的な気持ちが入るんだろうって、疑問でした。
けれど、確かに僕も思い返してみると、そうだったなと。義務教育時代、クラスのいわゆる一軍と呼ばれている方々からたまに話しかけていただいたりすることがあって、それはもう、もちろん100%善意だったんですけど、普段本当にそういう善意に触れることがないから、「絶対にこれドッキリだよな」とか「この善意には裏がある」とか、確か色々に考えてたなあって。今でこそこの業界に入らせていただいて、友達もできて、暖かな人間関係を少しずつ築いてはいけてますが、その時はこういう無償の愛を受けることに対して、抵抗というか、自分なんかがっていう気持ちが確かにあったって思い出してきて……。
中島:重てーな(笑)
堀江:重たい!? やっぱ重たいよね!?!?
中島:言わんとしてることはわかるけど。
堀江:だよね?だよね? だから「ああ、そうそう。こういう感じだった」ってちょっと過去の自分を思い出して、よりリアルな、ほんとにクラスの目立たない個として演れたんじゃないかなって思います。
――そんな堀江さんから見て、什三の印象や、中島さんが演じられた什三のご感想を教えて下さい。
堀江:実際ほんとにプレイ中に、Sというか、結構暴力的な口調になられると、僕だったらちょっと本能的な恐怖を抱きそうになると思うんですけど、タマくん的には、たぶんそれ位がちょうどよかったんじゃないかな。この逃げる隙も与えない感じが。
タマくんもとい我々のような人間って、逃げる隙を与えられると逃げちゃうんです。だから、こういう什三くんの態度って、すごく有り難いというか。タマもアタフタしてるけどきっと心のどこかでは、こういうふうに来てくれるのは有り難いって思ってるんじゃないかな。意識してるかしてないかはともかくとして。
でも、ただ100%暴力的なんじゃなくて、そこにタマを尊重してくれる気持ちというのが含まれてて、その塩梅がやっぱり中島ヨシキさんだな…!と。本当に、本当にやりやすかったです!
――中島さんから見て、堀江さん演じるタマはいかがでしたか?
中島:タマみたいな役をプロの方が演じるときってめちゃめちゃわざとらしくなっちゃうと思うんですよね。ちょっと言い淀んだりとか、言葉がツラツラ出てこないっていうのが、お芝居がかって聞こえちゃいがちというか。
でも、タマはあまりにもリアルで、それは瞬がタマと近しいところがあるっていう部分を抜きにしても、単純に演者としてのスキルがすごいなと僕は隣に立っててめちゃめちゃ思いました。あーもうタマに関しては堀江瞬以外できないんじゃないかと思わせるような説得力がありましたね。
堀江:相思相愛ですね。
中島:(爆笑)でも本当に、自分にはできない引き出し使ってるので、すごい尊敬します。
――タイトルにちなんで『真夜中』なのについやってしまうことはありますか?
堀江:もっぱら最近は間食。やめなきゃやめなきゃと思うんですけど、昨日も夜中お腹空いて目が覚めて。
中島:マジ? それすごいよ
堀江:1時半とか2時くらい、ほんと真夜中に、あらかじめ買ってたケーキ2つ食べちゃった。タルトの。
中島:でも、そのケーキは夜食用じゃん?
堀江:いや、朝に食べようと思ってたの!
中島:朝は重てーだろ!
堀江:ケーキに限らず、甘い物を食べるとしょっぱい物も食べたくなるので、カップラーメン食べたりとか。僕、ここ最近ダイエットをめちゃくちゃ頑張ってたんですけど、でも一回「まあいいか」と思って食べ始めてしまうと止まらなくなってしまって、間食やめられない人間になっちゃったんですよ。真夜中の。だから、間食せずに徘徊とかにしようかなって……。
中島:それもやめてください。
堀江:え。え。駄目?
中島:うちのほうまで徘徊して来られると困る。近所だから。
堀江:いや、起きてるかなって……。
中島:怖すぎる!
堀江:ピンポンしたりして。
中島:そしたら開けるけど。
堀江:え、ほんと!?
中島:で、ご飯食わすから。
堀江:じゃあ行くわ。
中島:結果、飯食うっていう。
堀江:(笑)
中島:僕も昨日仕事終わるのが遅くて、夜中に帰ってきたんですけど、食べない方がいいなー、食べない方がいいんだよなーって………食べた。
堀江:わかりみが深い。
中島:駄目って言いながらも食べちゃうみたいな。
堀江:挙げ句の果てにそんなお腹空いてなくても食べちゃう。なんか口に入れてたほうがいいんじゃないかと思ってさ。
中島:それはヤバい。
堀江:ホントに? そゆことない?
中島:せめてガムとかさ、アタリメとかにしといた方がいいよ。
堀江:マジかー……。
中島:でもなんか忙しくさせてもらう時期とかは、もうご飯にしか発散先がないことがあったりするので。あんまり自制してもなと思う時はもう思い切り食べようと、最近は開き直るようにしてますかね。
堀江:そうなんだ。
中島:やっぱりこう、お昼に食べるカップラーメンより、その12時間後に食べるカップラーメンのほうが750倍くらいおいしいから。あれは一体なんなんだろうな……。
堀江:背徳感がスパイスになってるから。
中島:あ、いま、俺食べちゃってるなー…を含めての味だから。
堀江:わかるわかる。
中島:つか、いま皆さんも、わかるーって言いながら、見て下さってると思うんですけど。こんなにお客さんに共感を得られる話題もないよね。
――最後に楽しみにお待ちいただいているファンの皆様にメッセージをお願いします。
堀江:まさかまさか、ヨシキくんからLINEで連絡されるまで、ふたりで肌を重ねることになるとは思っておらず……。
中島:(爆笑)
堀江:あ? え? あってる?
中島:間違っちゃいねーけど(笑)
堀江:その時に僕が感じた衝撃を、きっと本編を聴いたみなさんにも同じように感じていただけるんじゃないかと思います。
二人っきりで丁寧に録った作品ですので、是非最後まで、いろんなところを聞き残すことなく、たっぷりと堪能してくだされば嬉しく思います。よろしくお願い致します。
中島:第13弾ということで、長いこと続いてきたシリーズに参加させていただけたのが、男性声優としてすごく有り難い、嬉しいなと。同じように、このシリーズを聴いてくださる方にも、よかったなと楽しんでいただけたら嬉しいです。
あとBLってどうしても濡れ場とかが注目されがちだと思うんですけど、キャラクター達がどうやって生きてきたか、台詞の裏側にある彼らの人間性とか人間関係とかに耳を傾けていただけると、もっともっとCD一枚が楽しく聴けるんじゃないかなと思います。丁寧に二人で演らせていただきましたんで、細かい感情とかまで届いていたらいいなって思います。どうぞよろしくお願いします。
――ありがとうございました!
(左から、中島ヨシキさん、堀江瞬さん)
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