本日は、脚本の和泉桂さんによるアフレコレポートをご紹介です。
和泉桂さんの『こだわりのポイント』の、
とあるシーン(プレイ)は、間違いなく皆様にも
ギュンギュンときめいていただけるのではないかと思います

ぜひ、ドラマCD本編を心待ちにしながら
興奮が伝わるロングレポートをお楽しみ下さいませ

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6月某日、とうとう収録の日がやってまいりました!
スタッフの皆さんのほかに、なんとイラストを担当してくださった
端倉ジル先生も同席してくださり、お隣で一緒に悶えてくださったのでとても心強かったです!
今回は原作なしの書き下ろしシナリオ――つまり、
声優さんの演技によってキャラクターが初めて完成されるということもあり、どんな風になるのだろうとドキドキしていました。シナリオはあくまで土台にすぎず、キャラの方向性などはキャストのお二人の解釈に委ねることになるからです。
ごあいさつのあとは、まずテスト。
キャストのお二人の短いやりとりからでも、
クールだけれど驚いたりすると割と素が出てしまう家史と、
優しいけれどかっこよく、それでいて立ち直りが早い現代っ子らしい大翔の人物像がくっきりと浮かび上がりました。もちろんすんなりとOKになり、そこから本番に入りました。
まず、冒頭は木乃実学園の屋上での二人のやりとりです。
森川智之さんが演じる大翔はもう声の雰囲気からして、
できるイケメン社長(でも、恋人には弱い)。途中で家史の機嫌を損ねてしまってフォローを入れようとするのですが、そこのニュアンスをどうするか……というところで、森川さんが「あざとい感じがいい?」と聞いてくださって「それだ!」ということでバッチリ決まりました。
そして、
寺島拓篤さんが演じる家史役はクールで真面目な数学教師。最初はそのイメージどおりにきっちりかっちりしているのですが、それでも会話のあいだは
大翔に対する端々に照れや甘さが滲んでいてとても可愛いのです。
つき合って十年目を迎えた二人ですがそこで話がこじれてしまい、とある誤解から大翔が家史を追い詰めていきます。その
大翔がまた素晴らしくかっこいい……自分の台本を見返したところ、収録中「かっこいい」と走り書きしてありました(笑)。そんな大翔の要求に対してある事情から応じざるを得なくなった家史からは、
ツンツンしてとても美人感がありつつも隠せない可愛さが滲んできます。
というわけで、ドキドキのカラミに突入します。
恥ずかしながら、私がCDのシナリオを手がける際にはいくつかこだわりがあるのですが、そのうちの
一つが受からのご奉仕シーン。これは入れてよかった……と思うほどに、寺島さん演じる家史の咥えながらのしゃべりは超色っぽく、喉まで突き込まれてうぐうぐしている
家史がすごくエロ可愛いのでここは
必聴です。
もちろん、大翔が興奮が増していくとそれが息遣いやセリフの端々に現れるので、そういう細かい演技にリアリティがあってドキドキしました。
そして前戯が終わって、ここで一度もぐもぐタイム(森川さん・談)という名の休憩。本格的なバトル前に腹ごしらえをしていただいたあとに、いよいよ本番突入です。
昂るままについつい挿入に持って行ってしまう大翔と、流されているように見えて自分の意思でそれを受け止める家史。いつも正常位しかしないタイプの家史が、普段とまったく違うシチュエーションに置かれてより感じてしまってとろとろになっていく演技が色っぽくも可愛いのですよ……! おおお家史すっごく可愛いな〜と自分の中でのテンションが上がるたびに、ちゃんと大翔のセリフで「可愛い」って入ってくるので、
よくやった自分、と心の中で己のシナリオを褒めてしまいました(笑)。
そして
もう一つのこだわりポイントで、受がキスで口を塞がれたまま喘ぐというのがありまして、これは個人的には外せないためちゃんと入っております。
ちょっと苦しそうだけどそれでいてものすごく気持ちよさそうな家史の声と息遣いがとってもエロいので、どうかお楽しみに……!
ところでこのシリーズでは、カラミのあいだは相手のセリフ中でも一方が息とかちっちゃい喘ぎとかを入れてくださっているので、ものすごく臨場感があるんです。
自分は攻が話しているあいだ受が無言だとどうも気になってしまい、普段のシナリオでは「注:このあいだに受は喘いでいる」ってト書きで注意書を入れるくらいなのですが、このシリーズではその必要性はありません。もちろん、攻め息もきちんと背後で入ってるので、
まさに盗み聞きしてる感があって、
「私は今、屋上の壁……」という気分でドキドキしながら座っていました(笑)。
収録中、自分の隣でレポまんがのためにいろいろメモっていらした端倉先生の手が次第に止まり、最後には恥ずかしそうに頭を抱えていく姿にとても共感しました。
本当にこの盗み聞き感はとてもヤバいです……!ストーリー的にも、十年目のカップルが改めて愛を誓い合う内容だったので、
二人の関係性が最初と最後では大きく変化します。そこもまた本作での大きな聞きどころです。
この二人は大翔が家史を包み込みつつも、家史もまた大翔のわがままを聞いたりしてるんですよね。家史が「はいはい」とちょっと呆れつつも大翔の言葉を流すセリフがあるのですが、
そこのニュアンスが少しずつ違ってどれも愛情が籠もっているのです。
濃厚なカラミのみならず、そこも楽しんでいただけますと嬉しいです。
そして、本編が終わりますとアニメイト特典の収録に突入します。こちらも
短いながらもきっちりと濃厚なカラミが入ってます。
これは大翔のあざといおねだりシーンからまた濡れ場に突入するのですが、前回で二人の関係が一段階進んだこともあり、
家史は少し素直になっています。そしてそれは日常だけではなく、じつは大翔は家史をいろいろと開発していたのです。それがわかるくらいに
家史がめちゃくちゃ感じやすくなっていて、エロさと可愛さがパワーアップしてる……! もちろん大翔も「可愛い」と言いまくるほどです。
今度は新居の壁となり、二人の応酬をドキドキしながら聞かせていただきました。
途中、お互い忙しくて会えないあいだに自分でしてた?と聞かれて、「……してない」って
ためらいがちに答える家史の反応がまたいじらしい……。動きを止めて焦らす大翔に耐えきれずにねだるせつない感じとか、クールな家史だけにデレがたまらなくキュンとする……。これは大翔も欲望を抑えきれないだろうなあ、と新居の壁はしみじみ思うのです。実際、
抑えきれない大翔の男らしさはかっこよすぎます。
とはいえ、もちろん可愛いのは家史だけではありません。
イケメン社長だからこそ、大翔がちらっと見せる可愛げにこちらもときめくのです。そして最後のいい声でのピロートークの甘いこと……!
こんなにエロいのにそれでいてほのかに甘酸っぱい二人の関係を聞かせていただけて、
本当に幸せな壁体験でした。
ぜひぜひ、ご購入のうえで二人の関係の変化をお楽しみいただけますと幸いです!
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端倉ジルさんによるアフレコレポート漫画も
近日中に公開予定です☆
そちらもどうぞお楽しみに!